[SIJ: 22546] 秋の円坐体験・四つの窓のご案内

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2022年 10月 21日 (金) 19:02:00 JST


皆様へ。

 

愛知・岐阜・大阪での秋の円坐をご案内します。

円坐初心の方もどうぞ。

2022年晩秋の円坐、四つの奥の細道です。

 

有無ノ一坐 橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)

 

①< 愛知・岡崎城円坐舞台 >

 

日程:2022年10月26日(水)

時間:10時〜16時30分

場所:愛知県岡崎市康生町

会場:茶室 城南亭 (岡崎公園内)

守人:橋本久仁彦 松岡弘子 橋本仁美

会費:15,000円

案内:伊藤妙

主催:有無ノ一坐

申込:soumon.enza @ gmail.com 松岡

 

 

②<円坐という詩・円坐守人という生き方

~守人の里「中野方」円坐守人稲妻稽古>

  

【稽古日】 11月11日(金)~13日(日)

 

【場所】暮らしの宿ときのうた 岐阜県恵那市中野方町3235番地

 

【稽古費】4万9千円 (研修・宿泊・食事込み)

 

【アクセス】

*電車の場合:JR恵那駅(名古屋駅より約1時間)⇒ バス恵那駅⇒中野方中切

(「中野方中切」バス停まで車でお迎えに上がります。会場まで3分)

*車の場合 : 中央道恵那インター下車~会場まで約25分

 

【お申込み・お問合せ】

 暮らしの宿ときのうた 長江賢太郎

 Mail:megumi_natural @ yahoo.co.jp 

 

  以下の内容をメールにてお送りください。

お名前.年齢.住所.携帯電話番号.会場までの交通手段.食べられないもの・苦手な食べもの

その他 お一言

 

 

③< 第七回 秋のふるさと相聞茶堂 >

 

10月27日(木)  ※毎月第四木曜日開催中

 

・時間:13時半~16時半 

・場所:高槻市芥川町

・守人:有無ノ一坐 松岡弘子 

・会費:三千円 

・申込み/お問合せ:soumon.enza @ gmail.com 松岡

 

 

④<円坐事始め 姉弟円坐>

 

有無ノ一坐の姉弟、橋本仁美・橋本悠が守る円坐です。

 

円坐経験初めての方から熟練の方まで幅広くどうぞ。

習い事的感覚で参加いただけたらと思います。

 

【参加費】 

●単発参加:5,000円/1回 

●連続参加:15,000円/月4回 

 

【場所】 影舞山月記 稽古場(大阪市西区千代崎2-20-8)

【申込先】 橋本仁美 hitomi.hashimoto918 @ gmail.com 橋本悠 kagemai @ au.com

【開催日程】 9月は単発参加のみ受付 10月以降は単発参加/連続参加共に受付 

 

時間はいずれも19:00~21:00

ー9月ー 9月9日(金) 9月16日(金) 9月22日(木) 

ー10月ー 10月7日(金) 10月14日(金) 10月21日(金) 10月27日(木) 

ー11月ー 11月4日(金) 11月11日(金) 11月19日(土) 11月25日(金) 

ー12月ー 12月2日(金) 12月8日(木) 12月16日(金) 12月22日(木)

 

 

 

【ご挨拶の言葉】

 

①< 愛知・岡崎城円坐舞台 >

 

私が生まれ育ったのは、愛知県の知多半島にある常滑というところです。

そのあたりの言葉は語尾に特徴があります。

「~じゃん」「~だらぁ」。

子どもの頃から当たり前のように使っています。

 

高校を卒業し名古屋で学ぶようになった頃、この表現が名古屋ではほとんど聞かれないことを、

と同時に三河地方で使われていることを知りました。

陸続きの名古屋ではなく、海(三河湾)を隔てた三河地方との共通点。

ましてや常滑は知多半島の西側にあたり、

常滑から見える海(伊勢湾)の向こうの三重県はどちらかといえば関西圏。

知多半島は尾張地方の一部、その尾張地方の中心となる名古屋を生活圏として育った私には

とても不思議に思えました。

 

社会人となり名古屋に勤め、その後暮らしも名古屋に移し、しばらく経った頃のこと。

転勤で岡崎に勤めることになりました。

転勤当初から、職場の同僚であるはずの人たちから

「どうせ名古屋に戻るんでしょ」

「どうせ名古屋だからこっちのことは〇〇と思ってるでしょ」

というような言葉をかけられることが何度もありました。

もちろん、転勤ですからそのまま岡崎で勤め上げることは考えていませんでしたが、

いわれのない区別のされ方には戸惑いました。

当時、岡崎で一緒に勤めていたのは三河地方に暮らす人たちが大半でした。

おそらく、彼ら、彼女らの中にこそ『名古屋』を明確に区別する何かがあったのではないかと思います。

 

歴史を遡れば、尾張は織田信長と豊臣秀吉、三河は徳川家康の出生の地。

 

名古屋では、三人を並べて郷土三英傑と呼び、

名古屋まつりでも三者を揃えた郷土英傑行列が見られます。

が、岡崎では、家康行列、岡崎城下家康公夏まつり、家康公生誕祭と、やはり家康が中心のようです。

 

尾張を名古屋と括り、名古屋 対 三河 で対立する奥底には、

岡崎に生まれ天下を手にした家康の存在が大きく影響しているのかもしれません。

 

このたび、 有無ノ一坐の松岡弘子さんよりご縁をいただき、

三河の地 家康の本陣 岡崎城の一角で

『愛知・岡崎城円坐舞台』を開催することとなりました。

守人には、有無ノ一坐から

橋本久仁彦さん、松岡弘子さん、橋本仁美さんにお越しいただきます。

 

有無ノ一坐の本拠地 大阪を離れ、お三方が守人に揃うのは大変貴重な機会でもあります。

ご縁ある方にお越しいただき、岡崎城に立ち上がる景色、

一日限りの物語を一緒に見届けたいと思っています。

ご都合があいましたら、ぜひ足をお運びください。

 

伊藤妙

 

 

②<円坐という詩・円坐守人という生き方

~守人の里「中野方」円坐守人稲妻稽古>

 

『円坐って何?』

 

そんなシンプルな問いを突き付けられたとき、

いつも応えに窮する。

円坐や非構成エンカウンターというものに出会ってから、

かれこれ10年以上を経ているにも関わらず。

そろそろ自分の言葉で言えてもいいんじゃないかと

内心情けなく思うときもある。

 

でも一方で、 “人生って何?”と問われたときに

一言で説明することなどそもそもできないのと

同じことではないかと思うようにもなった。

 

人生が狭義においては「生まれて」から「死ぬ」まで、という

ふたつのことが決まっているだけで、その「間」はまさに十人十色。

価値観も文化も環境も境遇も運命も、あらゆる要素が一人の人の人生を作り上げている。

そんなものの説明を試みるのは、漫才の面白さを言葉で説明しようとするのと

同じくらいつまらないことのように思える。

 

「始まって」から「終わる」まで円になって坐る。

その「間」は「僕以上でも僕以下でもなく、僕が僕であるしかない」

ということだけ。

そして流れていく日々(人生)に、新たな区切り(円坐)をつけて光をあててみたとき、

逆照射されるように人生が炙り出される。

 

更に言うなら、円坐の場に個々別々に集い、各々の人生を繰り広げているはずが、

墨流しのように互いに溶け合いながら、(良い悪いの「判断」は別として)

得も言われぬ「ひとつの時空間」が醸成されていくことがある。

そのような奥行きを持った場が円坐なのだから、僕は円坐について説明するなど到底できない。

 

ところで、今回はその円坐を仕切る?守人の稽古の場です。

円坐の時空間は、守人を務める人によって似て非なるものになってゆく。

それは同じレシピで料理をしても、決して同じ味にならないのと同じなのでしょう。

 

味の違いを生み出すものは料理人の技量や経験、ものの見方、道具など

様々な要素があるだろうけれど、それら全体を含めた総合力は稽古を重ねつつ、

日常と稽古の往復運動を繰り返していくしかないのだろうという見立てのもと、

橋本久仁彦さんに守人稽古の場をお願いした次第です。

 

守人に関心のある方も、坐衆として坐りたい方も、

肩ひじ張ることなくお互いあるがままの人生を持ち寄って共に坐りましょう。

 

 暮らしの宿ときのうた 長江賢太郎

 

 

③< 第七回 秋のふるさと相聞茶堂 >

 

先月の相聞茶堂に、

半年間誘い続けたお義母さんが、

ようやく円坐に来てくれました。

 

久しぶりに、

懐かしい方と何十年ぶりかに再会し、

 

円坐で、時に真剣に、

時に楽しく語り合う姿は、

 

家族で一緒にいる時に見る顔とは、

全く違う顔で、驚くばかりでした。

 

途中で、

 

「足がつっちゃって気分が悪くなったから、

帰る!帰りたい。わがまま言ってごめんね。でも、どうしても帰りたいの。どうしよう。

夜ごはんも何も準備せずに出て来たから、

もう帰りたいんだけどどうしたらいい?」

 

と靴を履き部屋から出て帰ろうとする母に、

皆さんが親切に声をかけてくださり、

 

小さな椅子を用意してもらうと、

母はちょこんと椅子に坐りなおし、

また、ふるさとの萩の話をし始めました。

 

ふと、音楽を流そうと思ってかけたのが、

藤山一郎さんの歌う『長崎の鐘』でした。

 

すると、突然、母が歌い始めました。

 

プレスリーファンとは知っていましたが、

『長崎の鐘』を歌う姿は初めて見ました。

 

幼い頃山口の萩の家でひいお婆ちゃんが、

いつもラジオをかけていて、

 

その時に『長崎の鐘』が流れてたそうで、

幼い頃の萩の風景を、

何度も繰り返し話していました。

 

「今からこの歌で舞台をするので見てね」

 

と言って、

深々とお辞儀をすると、

お義母さんもお辞儀をしてくれて、

終始、じっと見つめてくれました。

 

影舞が終わるとすぐに、

 

「これはなあに?」

「影舞っていうんですよね」

「なんか、不思議ね」

「指先で相手をそのまま聞きあうんです」

「曾おばあちゃんがねラジオ流してたの」

 

と、また何度も幼い頃の景色を、

新鮮に話し始めました。

 

後日、お義母さんに、

 

「円坐どうでした?大変やったかな」

 

ときくと、

 

「ぜんぜん!そんなことなかったわよ。

真剣に語り合うのね、わたし好きだし、

そんな事言ってくれるの有難いじゃない。

うれしかった。ほんとにうれしかった。

やっぱり人と会って話をするのは大事ね。

またこんな場所にどんどん連れてってね。

お世話かけます。よろしくお願いします。」

 

と、母の言葉を聞いてびっくりしました。

 

ふるさと相聞茶堂を、

長生き体操円坐舞台と始めた由縁が、

お義母さんの言葉で命を授かりました。

 

今月もふるさと相聞茶堂を開催いたします。

第四木曜日の午後です。

 

あらためまして、

どなたでもお越しください。

 

付き添いや同伴の方もOKです。

いちどお問合わせください。

 

 

それでは、ご縁をお待ちしております。

 

 

松岡弘子

 

 

 

 

 

 

 



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