[SIJ: 21974] 円坐という詩・円坐守人という生き方〜守人の里「中野方」円坐守人稲妻稽古 ご案内

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2022年 2月 13日 (日) 03:36:30 JST


皆様へ。



美濃の国、恵那中野方の山里にて忍犬ハッピーとともに修行する円坐守人稲妻稽古。

今年も始まります。



我々はその事実をほとんど自覚していませんが、人間は人の話を「本当に聞く」とい
うことができません。

我々の自我が自己中心的な作りになっているため、どんなに上手に聞いたつもりでも
「自分が聞いた」という

閉じた世界を出ることができないのです。



しかし別に自分の世界を出る必要はないのかもしれません。

この社会では皆「自分を確立する」ということを目指しているので

むしろ自分の世界を強化することを求める人が多いのです。



しかし病気や寿命でせっかく確立した自分は衰え、強化した自分も劣化します。

その時「確立した自分」の何が残るのでしょうか。



何も残らず消滅していくのか。



あるいは影舞の指先の蝶のように、メタモルフォーゼが起こり何かが飛び立つのか。



我々の人生で一番面白い問いの一つであると思います。

ここに円坐守人の尽きぬ挑戦があります。





主催の長江賢太郎氏が記してくださったご案内文の中に、以下の文言があります。



「そして流れていく日々(人生)に、新たな区切り(円坐)をつけて光をあててみた
とき、

逆照射されるように人生が炙り出される。」



「流れていく日々」とは我々の自己中心的な人生の時間のことです。

その自己中心の時間の流れにくさびを打ち込んで、まったく新しい区切り(円坐)を
結界します。

「逆照射されるように人生が炙り出される」というのは円坐の中で生じる「照らし」
という出来事です。



円坐守人としてひとつの円坐を真剣に結界するとき、我々はいったい何をしているの
だろう。



本当に「逆照射」されるならその光源が存在するはずです。



中野方円坐守人衆とともに未知に向かう道を歩けますことを慶賀し、深謝いたしま
す。





口承即興円坐影舞有無ノ一坐 円坐舞台守人 橋本久仁彦(Sw.Deva Premi)







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『円坐って何?』



そんなシンプルな問いを突き付けられたとき、

いつも応えに窮する。

円坐や非構成エンカウンターというものに出会ってから、

かれこれ10年以上を経ているにも関わらず。

そろそろ自分の言葉で言えてもいいんじゃないかと

内心情けなく思うときもある。



でも一方で、 “人生って何?”と問われたときに

一言で説明することなどそもそもできないのと

同じことではないかと思うようにもなった。



人生が狭義においては「生まれて」から「死ぬ」まで、という

ふたつのことが決まっているだけで、その「間」はまさに十人十色。

価値観も文化も環境も境遇も運命も、あらゆる要素が一人の人の人生を作り上げてい
る。

そんなものの説明を試みるのは、漫才の面白さを言葉で説明しようとするのと

同じくらいつまらないことのように思える。



「始まって」から「終わる」まで円になって坐る。

その「間」は「僕以上でも僕以下でもなく、僕が僕であるしかない」

ということだけ。

そして流れていく日々(人生)に、新たな区切り(円坐)をつけて光をあててみたと
き、

逆照射されるように人生が炙り出される。



更に言うなら、円坐の場に個々別々に集い、各々の人生を繰り広げているはずが、

墨流しのように互いに溶け合いながら、(良い悪いの「判断」は別として)得も言わ
れぬ「ひとつの時空間」が醸成されていくことがある。

そのような奥行きを持った場が円坐なのだから、僕は円坐について説明するなど到底
できない。



ところで、今回はその円坐を仕切る?守人の稽古の場です。

円坐の時空間は、守人を務める人によって似て非なるものになってゆく。

それは同じレシピで料理をしても、決して同じ味にならないのと同じなのでしょう。



味の違いを生み出すものは料理人の技量や経験、ものの見方、道具など様々な要素が
あるだろうけれど、それら全体を含めた総合力は稽古を重ねつつ、

日常と稽古の往復運動を繰り返していくしかないのだろうという見立てのもと、橋本
久仁彦さんに守人稽古の場をお願いした次第です。



守人に関心のある方も、坐衆として坐りたい方も、肩ひじ張ることなくお互いあるが
ままの人生を持ち寄って共に坐りましょう。





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*円坐という詩・円坐守人という生き方〜守人の里「中野方」円坐守人稲妻稽古



*暮らしの中で円坐守人の仕切りや仕事をする方々のための集中クラス・道場です。

 伸びゆく稲穂に見守られながらの守人稽古ですので「稲妻稽古」と名乗ります。



【稽古日】 第1回 2022年3月11日(金)〜13日(日)

     第2回 〃 7月1日(金)〜3日(日)

      第3回 〃 11月11日(金)〜13日(日)



【場所】暮らしの宿ときのうた 岐阜県恵那市中野方町3235番地



【稽古費】 各回 4万9千円 (研修・宿泊・食事込み)



【アクセス】

        *電車の場合:JR恵那駅(名古屋駅より約1時間)⇒ バス恵那駅⇒中野
方中切

  (「中野方中切」バス停まで車でお迎えに上がります。会場まで3分)



  *車の場合 : 中央道恵那インター下車〜会場まで約25分



【お申込み・お問合せ】

 暮らしの宿ときのうた 長江賢太郎

 Mail:megumi_natural @ yahoo.co.jp



        以下の内容をメールにてお送りください。

1. タイトル(円坐守人稲妻稽古) 2.参加ご希望の日程 3.お名前 4.年
齢 

5.住所 6.携帯電話番号 7.会場までの交通手段 7.食べられないもの・苦
手な食べもの 8.その他 お一言





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